ウエスト補正の歴史
ウエストのくびれは、メリハリのある美しい体型として認識されています。特に女性の体は、バストやヒップに加えてウエストのくびれ具合がプロポーションの評価を左右します。
では、ウエストが細い事が美しいとする認識はいつから始まったのでしょうか。
人間が衣服を身にまとう様になって長い月日が経ち、世界各地でそれぞれのデザインの服が確率していきました。
1700年代中ごろ、ヨーロッパのドレス文化にあってコルセットが流行するようになります。このコルセットは、ウエストを絞って外圧を加える事で細く見せるために作られた装飾着です。
当時は鯨の骨などをつかって、それに布を張り巡らせたものを称していました。この風潮はヨーロッパで爆発的に流行し、やがてドレスを着る時の常識として定着していきます。
映画「風と共に去りぬ」の中でも、主人公のスカーレットが柱にしがみついて使用人にコルセットを締めさせている様子が描かれています。
ヨーロッパで釣鐘型のフープスカートが流行し、豊かなバストと対照的な細いウエストというのが女性の美とされていたので、コルセットは必要不可欠な存在となっていくのです。今の補正下着の原点とも言えます。
ウエスト周囲をサイズダウンさせるためだけでなく、バストラインも矯正するために分厚い記事を使って胸下まできっちりサポートするもので、かなり苦しかったと思われます。
その当時の理想のウエストサイズが42センチというのですから、どれほど締め付けていたかお分かりでしょう。実際、締め付けすぎで健康を害する人も出るため医師などの反対もありましたが、既に伝統となっていたコルセットの風習は中々消えることはありませんでした。
西洋文化が世界の覇者となることによって、世界中にその様式が広まる事から「ウエストが細いのは美しい」という価値観もどんどん輸出されていきました。
日本でも鹿鳴館の華やかな西洋文化が息づく頃にその価値観が伝わり、以後西洋風の着衣が定着する中で細いウエストが美しいというのが徐々に定着していきました。
コルセットは今ではウエストニッパーとして形を変えて女性のウエスト補正に役立っています。
健康と美的感覚は両立しない場合が多いものですが、そうとわかりつつも細いウエストにこだわり続けるのが女心というものでしょうか。
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